皆さんこんにちは!
熊本県熊本市でクルマ探しから購入、納車、その後のアフターサービスに至るまで総合的に対応している
T.A.Garage、更新担当の富山です。
💨排気系のチェック ― クリーンで静かな走りを支える技術
〜環境性能と静粛性を両立する整備の現場〜
エンジンが動く限り、クルマは「排気ガス」を出します。
その排気をクリーンに、静かに流すための仕組み――
それが**排気系(はいきけい)**の整備です。
環境規制が年々厳しくなる中で、排気系の点検は**整備の要(かなめ)**となっています。
排気系は、エンジンで燃焼したガスを車外に排出するための経路。
主な構成部品は次の通りです。
エキゾーストマニホールド(排気を集める部分)
触媒コンバータ(キャタライザー)(有害ガスを浄化)
マフラー(排気音を抑える)
テールパイプ(排気を外に出す出口)
この流れの中で、ガスは高温・高圧の状態から徐々に冷やされ、浄化されながら外へ放出されます。
排気ガスには、一酸化炭素(CO)・炭化水素(HC)・窒素酸化物(NOx)などの有害物質が含まれます。
触媒コンバータは、それらを化学反応で水と二酸化炭素に分解してくれる重要な装置です。
しかし、エンジンの不調や燃焼不良があると、触媒に未燃焼ガスが流れ込み、
内部が過熱して破損・溶解してしまうこともあります。
定期的な点検では、以下の項目を重点的に確認します。
排気漏れ(「プスプス」「シュー」という異音)
触媒の温度異常・センサー警告
マフラーのサビ・腐食・穴あき
特に排気漏れは、車検での不適合原因の代表格。
早めの補修・交換が肝心です。
マフラーは「排気の通り道」だけでなく、音をコントロールする装置でもあります。
内部には音を反射・吸収する構造が組み込まれており、
わずかな破損でも走行中に「ゴーッ」「ボコボコ」といった異音が発生します。
また、車体への共振を防ぐためにゴム製のハンガーで吊るされており、
このハンガーが劣化するとマフラーが垂れ下がることも。
定期的に吊りゴムや接合部を確認することで、静かな走りを維持できます。
最近の車両では、排気センサー(O₂センサー・NOxセンサー)によって
排気の状態を常にモニタリングしています。
これにより、燃料噴射量や点火時期が最適化され、
燃費と排気ガスの両面で高い効率を実現しています。
整備士は、こうしたセンサーの数値を読み取りながら、
異常データや誤作動の原因を正確に突き止めます。
排気系の整備は、クルマの静かさと地球の空気を守る仕事です。
見えない部分で、クルマの「健康」と「環境」を両立させているのが、
この整備の真の価値といえます。
異音・振動・排気臭など、いつもと違うサインを感じたら――
それは、排気系からのSOSかもしれません。
安全で快適な走りのために、定期点検を忘れずに行いましょう。
次回もお楽しみに!
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