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日別アーカイブ: 2026年9月9日

T.A.Garageのよもやま話~ “段取り8割”は本当?~

皆さんこんにちは!

熊本県熊本市でクルマ探しから購入、納車、その後のアフターサービスに至るまで総合的に対応している

T.A.Garage、更新担当の富山です。

★ “段取り8割”は本当?自動車整備で準備が重要と言われる理由 ⚙

自動車整備の現場でも、「仕事は段取りが大切」という言葉をよく耳にします。
どれだけ技術のある整備士でも、必要な部品がなかったり、工具がそろっていなかったりすれば、作業をスムーズに進めることはできません。
だからこそ、自動車整備では実際に車へ触れる前の準備がとても重要になります。✅
「段取り8割」という言葉は、本当に仕事の80%が準備という意味ではありません。
それだけ準備の良し悪しが、その後の仕事に大きく影響するという意味です。
今回は、自動車整備における“段取り”について考えてみます。

★ まずはお客様から症状を聞く

整備の段取りは、車をリフトに上げる前から始まっています。
特に修理の場合、お客様から症状を詳しく聞くことが重要です。
「いつから気になるのか」「どんなときに音がするのか」「走行中なのか停車中なのか」といった情報によって、確認する場所が変わります。
例えば、「音がします」という一言だけでも、エンジン付近なのか、足回りなのか、ブレーキなのかによって点検内容は大きく異なります。
最初に詳しく状況を確認しておけば、原因を探す範囲を絞りやすくなります。✅
整備士の仕事は、いきなり分解することではありません。
まずは情報を集めることから始まります。

☆ 整備履歴を確認する

過去の整備履歴も、大切な情報です。
以前どの部品を交換したのか、過去にどんな不具合があったのか、車検時にどこを指摘されたのか。
こうした履歴を確認しておけば、今回の点検でも参考になります。✅
例えば、以前から経過観察していた部品があれば、今回もう一度状態を確認できます。
反対に、直近で交換した部品であれば、別の原因を疑う判断材料にもなります。
車両ごとの情報を事前に確認することが、効率的な整備につながります。

★ 必要な部品を先に確認する

自動車整備では、交換部品が必要になることがあります。
しかし、車を分解してから「部品がありません」と気づけば、そこで作業が止まってしまいます。
場合によっては、車をリフトに上げたまま部品の到着を待つことになり、他の作業にも影響します。⚠
だからこそ、事前に必要な部品を確認し、入荷状況まで把握しておくことが重要です。
また、車種や年式によって似たような部品でも仕様が異なることがあります。
車両情報を確認し、適合する部品を準備することが大切です。✅
部品の段取りが整っていれば、入庫後すぐに作業を進めやすくなります。

☆ 工具を事前に準備する

作業内容が分かっていれば、必要な工具もある程度予測できます。⚒
例えば、タイヤや足回りの作業、エンジン周辺の作業では、使用する工具も異なります。
作業を始めてから一つずつ工具を取りに戻っていると、そのたびに時間がかかります。
そこで、作業内容に合わせて必要な工具を手元に準備してから始めると、効率よく進められます。➡
もちろん、すべてを最初から並べる必要はありません。
大切なのは、「次に何が必要になるか」を考えながら仕事を進めることです。

★ リフトの使い方も段取り次第

整備工場では、複数台の車を同時に作業することがあります。
そのため、どの車をどのリフトへ入れるのかを考えることも重要です。
長時間の作業になる車をリフトへ上げたままにすると、他の車の作業ができなくなることがあります。
一方で、短時間で終わる点検を効率よく組み合わせれば、一日の作業全体をスムーズに進められます。✅
一台だけを見れば最適でも、工場全体では非効率ということもあります。
だからこそ、自分の担当車両だけではなく、工場全体の流れを見ることが大切です。

☆ “ついでに確認できる場所”を考える

自動車整備では、一つの部品を取り外すことで、普段は見えない場所を確認できることがあります。
せっかく分解したのであれば、その周辺に異常がないか確認しておくことで、将来的なトラブルの早期発見につながることがあります。✅
もちろん、必要のない整備をするという意味ではありません。
一度の作業で確認できる部分を効率よく見るということです。
「この作業をするなら、ここも一緒に確認しておこう」と考えることが、整備の質を高めます。

★ 作業後の確認まで段取りに入れる

部品を交換したら、それで整備完了というわけではありません。
締め付けに問題がないか、取り外した部品を正しく戻しているか、異音や警告表示がないかなどを確認します。
必要に応じて試運転を行い、症状が改善しているかを見ることもあります。✅
だからこそ、作業時間を考えるときには「交換作業に何分かかるか」だけでなく、その後の確認時間まで考えておく必要があります。
最後の確認を急いで済ませるような段取りでは、良い仕事とは言えません。
確認まで含めて一つの整備です。

☆ 予定外の作業も想定しておく

自動車整備では、実際に分解してみて初めて分かることもあります。
外から見たときには問題なさそうでも、内部に別の不具合が見つかる場合があります。
そのとき、予定を詰め込みすぎていると、追加の確認や作業に対応する余裕がありません。
だからこそ、ある程度の余裕を持ったスケジュールを考えることも大切です。✅
段取りとは、すべてを予定通りに進めることではありません。
予定外のことが起きたときにも落ち着いて対応できる準備をしておくことです。

★ 安全確認も重要な段取り

自動車整備では、重量のある車両をリフトで持ち上げたり、回転する工具を使用したりする場面があります。⚠
そのため、作業前の安全確認は欠かせません。
車両が正しくリフトに載っているか、周囲に人はいないか、工具に異常がないかを確認します。
急いでいるときほど、「いつもやっているから大丈夫」と確認を省略したくなるものです。
しかし、安全に関わる部分こそ、毎回丁寧に確認する必要があります。✅

⭐ “段取り8割”は良い整備を支える考え方

自動車整備では、実際に部品を交換したり修理したりする時間だけが仕事ではありません。
お客様から症状を聞き、整備履歴を確認し、必要な部品や工具を準備し、作業後の確認まで考える。
こうした準備が整っているからこそ、スムーズで丁寧な整備ができます。✅
段取りが良いと、作業中にも余裕が生まれます。
その余裕があるからこそ、細かな異変にも気づくことができます。
私たちも事前準備を大切にしながら、一台一台の車を丁寧に確認し、安全で安心できる自動車整備を心がけていきます。✨

次回もお楽しみに!

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