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T.A.Garageのよもやま話~第16回~

皆さんこんにちは!

 

熊本県熊本市でクルマ探しから購入、納車、その後のアフターサービスに至るまで総合的に対応している

T.A.Garage、更新担当の富山です。

 

 

 

サスペンションと足回り

― 快適な走りと安全を支える、見えない名脇役 ―


サスペンションとは

 

サスペンションは、車の車体とタイヤをつなぐ緩衝装置
道路の凸凹や衝撃を吸収して、乗り心地を快適に保つと同時に、
タイヤを常に路面へ密着させ、安定した走行を支えています。

いわば「人間の関節と筋肉」にあたる部分で、
これが正常に働かないと、走行中の振動やハンドルのブレが増え、
車の挙動が不安定になります。


⚙️ サスペンションを構成する主な部品

 

部品名 役割
ショックアブソーバー 路面からの衝撃を吸収し、車体の揺れを抑える。
スプリング(コイル) 車体を支え、段差の衝撃を緩和する。
ブッシュ・リンク類 各部品を接続し、動作のズレを吸収。
アッパーマウント 振動を抑えるゴムパーツで、静粛性を確保。

これらは走行時に常に動いているため、
劣化や摩耗が進むとハンドル操作やブレーキ性能に直接影響します。


劣化のサインとは?

 

サスペンションや足回りの異常は、走行時のわずかな変化で気づくことができます。

  • 段差で「ドンッ」と衝撃が強い

  • カーブで車体がふらつく

  • ブレーキ時に前のめりになる

  • タイヤの片減りが目立つ

これらの症状は、ショックアブソーバーやブッシュ類の劣化が原因である場合が多いです。


整備・交換の流れ

 

  1. 試走チェック:振動・異音・ハンドルのブレを確認

  2. 目視点検:オイル漏れ・ゴム劣化・緩みを確認

  3. 部品交換:劣化箇所のみ、またはセット交換

  4. ホイールアライメント調整:角度を正確に戻し、直進安定性を確保

整備後には試走を行い、乗り心地や直進性が改善しているかを最終確認します。

サスペンションの交換は「足のリフレッシュ」。
車本来の走りと静かさを取り戻すことができます。


足回り点検のポイント

 

サスペンションは単体で動くものではなく、
ブレーキ・ハブベアリング・タイロッド・アーム類など、
複数のパーツが連動しています。

そのため、点検は「足回り全体」をトータルで行うことが重要です。

点検項目 チェック内容
ハブベアリング 回転時の異音・ガタつき
ブッシュ類 ひび割れ・変形
タイロッド ハンドルの遊び・緩み
ロアアーム ボールジョイントの磨耗

足回りを定期的に整備することで、車はまっすぐ走る・しっかり止まる・滑らかに曲がる
この3つの“基本動作”が維持されます。


✨ まとめ

 

サスペンションや足回りは、見た目ではわかりにくいものの、
車の快適性と安全性を支える重要な部位です。
一度交換すれば数年単位で安定した走りを保てるため、
定期点検と適切なメンテナンスが何よりの安全対策になります。

「走る」「曲がる」「止まる」を支えるのは足回り。
プロの整備士が支える、安心の走行性能です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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