
皆さんこんにちは!
熊本県熊本市でクルマ探しから購入、納車、その後のアフターサービスに至るまで総合的に対応している
T.A.Garage、更新担当の富山です。
目次
車社会を支える自動車整備。
でも、オイルやタイヤを交換したり、排ガスを点検したりする整備工場は、実は環境にも深く関わっています。
普段は見えないけれど、そこには「リサイクル」「廃棄物管理」「省エネ」など、たくさんの取り組みと課題があります。
今回は、整備業界と環境問題のつながりを一般的な市場での例を基にじっくり見ていきましょう。
整備の現場では、実に多くの「環境リスク」が潜んでいます。
代表的なものを3つ挙げてみます。
エンジンオイルやブレーキフルード、冷却水(LLC)など、車の性能を守るために必要な液体。
でも、交換後の「廃油」や「廃液」をどうするかが大問題です。
もし不適切に処理されれば、土壌や水質汚染の原因になってしまいます。
使い終わったタイヤは年間で約1億本も発生するといわれています。
さらに、鉛や酸を含むバッテリーは、リサイクルしないと有害物質が環境に漏れるリスクがあるんです。
排ガス検査のためにエンジンを回すと、その排気ガスが工場周辺に排出されます。
また、塗装や洗浄に使う溶剤にはVOC(揮発性有機化合物)が含まれていて、光化学スモッグの原因にもなります。
廃オイルは再生燃料や再生潤滑油に。
バッテリーは鉛をリサイクルし、新しいバッテリーへ。
廃タイヤはゴム製品や燃料に再利用。
塗装ブースでは、従来の溶剤系塗料から水性塗料への切り替えが進んでいます。
これで大気への有害成分の排出を大幅に削減。
LED照明や省エネ機器、さらに屋根に太陽光パネルを設置する工場も出てきました。
コスト負担が大きい:廃棄物処理や再エネ導入にはお金がかかる。
中小工場の対応が遅れがち:資金や人材の問題で、取り組みに差がある。
電動化への準備不足:EVやハイブリッド対応の教育・設備投資が追いついていない。
車の整備は、安全を守るために不可欠な仕事。
でも、これからは**「環境にやさしい整備」**が求められます。
次回は、未来の整備工場がどんな姿になるのか、エコとデジタル化の最前線をのぞいてみましょう!
次回もお楽しみに!
熊本県熊本市でクルマ探しから購入、納車、その後のアフターサービスに至るまで総合的に対応しております。